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A .配色について避けるほうがよいと思われること 1. 背景・文字各々にまぶしさを感じかねない配色 (「原色背景」は(悪)趣味によることが多いのですが、 「浮き上がり文字」は動作環境によって異なるかもしれません。) ( 同系色で揃えると綺麗なのでわりとありがちなのですが。 読ませたいのであれば見えやすいほうがいいと思います。) ( 明度が近い場合、彩度が近いものや無彩色と合わせたものは、 赤・緑でなくても見づらい。 更に見づらい赤・緑を避けるのはある意味マナーといえましょう。) 北米神経科学会(Society for Neuroscience)の演題募集要項で「Avoid using red and green next to each other since many are red/green color blind.」と、アドバイスされている(http://apu.sfn.org/images/AM2002/prelimprog.pdf のp.72) |
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B.その他(訪問者にやさしいWebサイト作りからの引用) -とくにホームページビルダー使用上の注意 1.スプラッシュページ スプラッシュページとは、本来のトップページの前に表示される飛ばし見用のページで、数秒待つか、クリックしない限り本来のトップページにたどり着けないという、訪問者にとっては無駄な時間と金を使わせるばかりか、下手をするとトップページを見ることができなくなるという極悪非道なテクニックである。しかも、最近ではMicromedia Flashをつかったものも多く、プラグインが導入されていなければ、全く見ることができないサイトも目立ちます。 特にスプラッシュページをクリックしないと次へ進めないなんていうのは、ナビゲーションの観点からも言っても、最悪です。WWWサーフィン初心者に、次にどうやればサイトの内容を見ることができるのかわかるのでしょうかね?ネット歴4年ある私ですら、最近(2000年秋)までわかりませんでしたよ。 もともとの目的は、Welcomeメッセージを出したり、ナビゲーションなどの表示なしでサイト名やロゴマークを見せてトップページへ誘うために使われることが多いみたいです。しかし、現実には、訪問者にとって煩わしいだけで、さっさとクリックして本来のトップページを見るか、スプラッシュページが表示された時点で、「戻る」ボタンを押すかどちらかの行動しかとりません。使うと間違いなく逆効果となります。訪問者がサイトを訪れたときに求めているのは、ろくに情報のないスプラッシュページではなく、本当に欲しい情報があるページなのですから。 2.ナビゲーションがFlash Only スプラッシュページ同様、極悪非道なテクニック。プラグインを導入していなかったり、セキュリティ上の問題からActiveXをオフにしていると、ページそのものが全く使いものにならない。当然、音声ブラウザで読み上げるのは無理です。こういうページの場合、たいていはFlashムービーを先に見せつけられる(しかもスキップできない)ので、ええ迷惑です。Flashをナビゲーションに使うのであれば、テキストリンクは絶対につけておいて欲しいと思います。また、どうしても、Flashムービーを見せたいのなら、スキップできるようにしておいて下さい。 3.Cookieで訪問回数表示 Cookieはサイト内での訪問者の動きを見ることができるという、制作者側にとってはありがたい面もありますが、訪問者にとっては監視されているようで嫌な感じを受けます。 4.ページを開いたとたん音を鳴らす これまた極悪非道なテクニックです。トップページに限らず、ページを開いたとたんに音が鳴るというのは、好ましくありません。たまに全ページにBGMを強制的に流すというとんでもないことをやるWebサイトがありますが、そういうサイトは最低です。サイト制作者のWeb制作者としての資質を疑いますね。WWWサーフィンをするときに、BGMをかけながらという訪問者はいるでしょう。家族が寝静まった時間帯にアクセスする訪問者、(あまり好ましくはないが)オフィスからこっそりアクセスする訪問者等々・・・音をいきなり鳴らされることで、嫌な思いをする訪問者は数多いのです。特に、bgsound要素(Internet Explorer3以上のみで対応)でLOOP属性を infinite に指定、もしくはembed要素でREPERT属性を true に指定すると、ページを開いている間はえんえんとBGMが再生されてしまい、訪問者側で自由に停止させることができませんので、絶対にやめていただきたいと思います。 もっと問題になるのが、音声読み上げ機能を使っている時です。この機能は視覚障害者がWWWサーフィンをするときにとても有用な機能です。ページでBGMを流していると、本文が聞き取りにくくなるおそれがありますし、.wav形式のBGMだと、音声読み上げの機能が作動しなくなるので、視覚障害者の方にとっては本当に必要な情報にアクセスできない結果となります。音を使うのであれば、訪問者側で聞くかどうかを選択できるようにしましょう。 5.機種依存文字の使用 Windows、PC-98シリーズ、Mac、i-mode、、、それぞれが、機種に依存する文字を持っています。詳しくは、「Tetsuro's
FUZZY web!」というサイトの「通信では使ってはいけない文字(機種依存文字劇場)」のページを参照して下さい。よくありがちなのは、丸付き数字とローマ数字。機種によって、割り当てられている文字コードが違いますので、使ってしまうと、文字化けの原因になります。 ローマ数字の見栄えを保つのであれば、I,X,V(もしくはi,x,v)を上手に使う(ただし、アクセシビリティに少し問題ある)。もしくは普通の数字を使う。 機種依存文字を平然と使うことは、サイトオーナーが使っていない機種でWebを利用している人への配慮が足りない証拠です。訪問者の環境は様々であることをくれぐれもお忘れなく。 たま〜に、ページ全体が訳の分からない文字で表示される(文字化け)サイトがあります。特に、日本語以外のサイトから日本語サイトにジャンプしたときに起こりがちです。原因は、文字コードをきちんと指定していないことです。 ちなみに、日本語の場合、あと2つ文字コードがあって、 7.ページのレイアウトがめちゃくちゃ で、サイトの閲覧がきちんと出来ないという、サイトも散見されます。当然、見てもらえません。 原因はと言えば、以前ではスタイルシートを中途半端にかじった制作者が、レイアウトまでしてしまったことでした。最近ではもうひとつ原因があります。初心者がとあるHTMLエディタを使った場合です。 そう、犯人は、「ホームページビルダーのどこでも配置モード」です。じつは、このモード、スタイルシートの位置指定(positionプロパティ)をばりばりに使っています。初心者でも使えるHTMLエディタと言うことで、ユーザーも多い「ホームページビルダー」なのですが、バージョン6から、「どこでも配置モード」がつきました。で、たちの悪いことに、「どこでも配置モード」がデフォルト状態なのです。 とりあえず、スタイルシートでの位置指定はしないこと(どうしてもやりたいのであれば、Netscape4.xへのスタイルシート適用は絶対にしないこと)。 ちなみに、作者もホームページビルダー7使ってますけど、当然「標準モード」で制作してます。 8.でかい画像はりつけ トップページからでかい画像が貼り付けられているのも困りものです。リンクにイメージマップを使っていると陥りやすいです。それも、最初の方にはりつけられていると、読み込みがなかなか終了せず、それだけで「重たいサイト」と格付けされてしまいます。 9.ユーザーエージェントを表示する ユーザーエージェントとは、訪問者が使っているブラウザの種類やOS、ホスト名等のことです。 ブラウザやOSの判別は、JavaScriptを使えば簡単にできるので、訪問者の環境に応じたページを個別に用意したり、他のJavaScriptの制御をする場合などに使われることが多いです。ユーザーエージェントを表示されることで、プライバシーまでのぞこうとしているのか?という不信感を訪問者に与えやすいです。訪問者のユーザーエージェントを単に知りたいのであれば、アクセス解析で十分なはずでしょう。 訪問者の立場から言えば、「どこから、どんな環境であなたのサイトにアクセスしようが、私の勝手でしょ!」と言いたくなります。 10.小ウィンドウ出しまくり 詳しい解説は、「一考・別ブラウザを開く」を参照していただくとして、広告用の小ウィンドウを勝手に出しまくるサイトも訪問者に逃げられやすいです。ページにアクセスしたとたん、勝手にブラウザが開くだけでたいがい腹が立つのに、消すのは自分でやってねという手間まで要求するのですから。 11.いきなり警告? ページを開いたとたん、エラーボックスで、歓迎の挨拶などをしてくるページもあります。自分では制御できませんから、消すには「OK」ボタンをクリックするしかありません。そんな手間かけさせないでと言いたくなります。時には何度もエラーボックスを出すサイトがありますが、こうなると、「しつこい!!」としか言いようがありません。 正直言うと、エラーボックスを出されると、正しい操作をしているはずなのに、「私、何か悪いことでもしたのかな?」と思ってしまいます。 12.「戻る」「進む」ボタンを使えなくする WWWサーフィンをしていると、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうことが多々あります。そんなときには「戻る」ボタンを頼りに、自分なりに把握できていた時点まで戻ろうとしますが、時々「戻る」ボタンを勝手に使えなくしているトップページがあります。 「戻る」ボタンは、WWWサーフィンをしていて迷子になってしまったときの命綱といっても過言ではないのです。勝手に制御するのはやめましょう。 13.まぶしすぎる配色 背景色(画像含む)、文字色いずれも明度・彩度が高いと目に痛い配色になります。読みづらいというのもありますが、ディスプレイに向かう気力を大幅に減少させます。暗すぎるのも、文字が読みづらくて困りますが、まぶしすぎるのは目にとっても良くありません。 色は、サイトの印象を大きく左右します。単に色を付ければいいものではないことを念頭に置いておきましょう。 14.導入ページ(ただしアダルト・アンダーグラウンド系は対象外) これまた、本来のトップページの前に置かれる無駄なページで、使用目的はスプラッシュページとほぼ同じ。あとは、ブラウザ、言語による振り分けなど、利用者を選別するために使われる。 1回余計にクリックして、ページが表示される時間を待つというのは、テレホーダイの時間帯(特に23:00〜2:00)には大きなロスとなり、ストレスともなります。 トップページを見て、サイト名だけでなく、どんな内容なのかが一目でわかるようなものが理想です。 ただし、アンダーグラウンド系、アダルト系のサイトに関しては、導入ページを使って、訪問者にサイトを実際に見てもらうかどうかを選択してもらうという意味で有用となります(というより、いきなり引きずり込まれた方が怖い)。 15.ステータスバーにテロップを流す まだ、JavaScriptでできることが少なかった頃の過去の遺物なのですが、未だにこのテクニックを使っているページは多いです。 ステータスバーは、「次のリンク先がどこになるのか?」等のWWWサーフィンをする時に重要な情報を表示するところです。それを大したことのない文章で埋めて、使い勝手の悪いページにしないでほしいです。 16.リンクをJavaScriptだけで制御する トップページに限った極悪テクニックではありませんが、JavaScriptを使ってリンクを制御するのは、JavaScriptが使えないブラウザを使用していたり、セキュリティ保護を目的としてJavaScriptを使用しない設定にしていると、全くの役立たずリンクになります。 つまり、サイト全体のリンクをJavaScriptを使った物(代表例は、プルダウンメニュー)だけにすると、環境によっては、WWWサーフィンを楽しむことが出来なくなる危険性があります。 リンクでJavaScriptを使うのであれば、普通のa要素によるテキストリンクも用意する必要があります。 |
| 訪問者にやさしいWebサイト作り |
| 学会でのスライドや PowerPoint,ポスター,さらにホームページのデザイン |
| カラーバリアフリ−ガイド |
| アメリカ視覚眼科学会 の演題募集要項 |